RIKCADで作図した平面図・立面図を、DXF形式のファイルで保存することができます。
【1】 準備
まず、平面図上等に「引き出し線」(ラベルツール)を配置している場合は、以下の操作を実施します。
※引き出し線(ラベルツール)を配置していない場合、この手順は無視し
【保存操作】の手順
へ進んで下さい
【ワンポイント】
引き出し線(ラベル)を配置し分解作業をせずDXF保存した場合、他のCAD側で引出し線が正常に表示されない場合があります
1-1. 画面左側、ツールボックス「2D作図」>「ラベルツール」を選択します。
【 RIKCAD10以上 】
【 RIKCAD9以下 】
1-2. 画面上部、メニューバー「編集」>[ラベルを全て選択]を選択することで、図面上のラベルが全て選択状態になります。
1-3.図面上のラベルだけが全て選択状態になっていることを確認し、メニューバー「加工」>「分解」を クリックします。
【RIKCAD8以上】 「分解後、元の要素も保存」のチェックを外し、「OK」をクリック
【RIKCAD7以下】 「図面の要素のみを保存」を選択し、「OK」ボタン
分解の操作をする際、必ず、図面上のラベルだけが選択されている状態で、分解を行って下さい。
仮に、スラブ等、作図済みの全てが選択状態のまま、「分解」を実行してしまうと、全ての物が、「テキスト」と「線」の2Dデータに変換され、 3D画面に何も表示されなくなります。
この状態で保存すると、3Dデータを復元できなくなりますので、十分ご注意ください。
誤って、分解をしてしまった場合、画面左上の「元に戻る」ボタンで分解前の状態に戻り、操作をやり直して下さい。
選択された引き出し線が分解され、「テキスト」と「線」の状態になります。
分解作業ができましたら【保存操作】へ進みます。
【
2
】
保存操作
2-1.画面上部、メニューバー「ファイル」>「名前を付けて保存」をクリックします。
2-2.以下の様に、各項目を変更します。
①ファイルの種類:「DXFファイル(*dxf)」を選択
②「変換設定」は「 現状出力」を選択
「保存」をクリックすると、ファイルの保存先にDXF形式のファイルが作成されます。
注意
ラベルを分解した状態で、そのままプランデータを上書き保存してしまった場合は、ラベルがテキストと線のままで保存されてしまう為、ご注意下さい。
DXFファイルを保存した後、プランデータは上書きせずに保存するか、上書き保存する必要がある場合は、画面左上「元に戻る」ボタンを押し、ラベルを分解前の状態に戻し、プランデータの保存操作を行って下さい。
ラベルを分解して保存しても文字化けしてしまう場合の操作方法です。
1. メニューバー「ツール」>「DXF-DWG変換設定」をクリックします。
2. 以下の様に、各項目を変更します。
①トランスレータ:「03 現状出力」を選択
②「設定」>「保存オプション」を選択
③ファイル形式:「AutoCAD 2000 図面」を選択
④平面図の保存:「RIKCAD要素を分解」を選択
※RIKCAD10以下は「複雑なRIKCAD要素を単純な要素に分解」を選択
⑤「設定」>「属性」を選択
⑥「フォント/スタイル変換」を選択
⑦「新規」を選択
⑧フォント:テキストツールやラベルツール等で使用しているフォントを選択
⑨AutoCADスタイル:「standard」と入力
⑩「OK」をクリック
3. 全て設定した後、「設定を保存して閉じる」をクリックし、再度、DXF出力を行います。
保存方法は、【2】保存操作 へ
RIKCADでDXF出力したファイルをJWCADで開く場合は、
JWW形式で保存が必要です
出力内容の確認のみであれば、RIKCADに
図面ツールで取り込むことで確認ができます