テンプレートで設定した図面枠・レイヤー・レイヤー セットなどテンプレートの設定全般を続けて使う方法

テンプレートで設定した図面枠・レイヤー・レイヤー セットなどテンプレートの設定全般を続けて使う方法

RIKCADの新規作成用データの元データとして『RIKCAD21テンプレート.pln』ファイルがあります。

このデータには、
●「材料の選択」画面に登録された材料情報
●レイヤーの設定(レイヤー名の追加と削除を含む)
●レイアウトブックに配置して上書き保存した図面枠
●「お気に入り」への登録データ

などの内容が記録されています。

リックコンシェルのデータアップデートの際、テンプレート更新があった場合には、新しい『RIKCAD21テンプレート.pln』のデータが上書きされ、上記設定していた内容がが失われます。
設定していた内容に戻すには、以下の作業を行います。

(以下本文中に「RIKCAD10フォルダ」と説明のある部分はご利用いただいているRIKCADのバージョンフォルダに置き換えて作業をお願いいたします。)


図面枠やオリジナルの材料、レイヤー、レイヤーセット、ペンカラーなど設定全般を続けて使用する場合

  

これまで使用していたテンプレートに新しく追加された材料の登録情報を加え更新します。
  1. 自動更新によってテンプレート更新を行うと[C(D):\RIKCAD10\RIKCAD21テンプレート]フォルダ内に、
    「RIKCAD21テンプレート.pln」202・・・_PLN.bak「RIKCAD21テンプレート.xml」「材料塗りつぶし追加用.pln」という4種類のファイルが保存されています。
     
    ①今まで使用していたテンプレートファイル
    ②自動更新でダウンロードされたファイル(追加のハッチング)
    ③自動更新でダウンロードされた最新の材料情報ファイル
    ④自動更新でダウンロードされた最新の材料情報(ハッチング情報が入った)ファイル

  2. 「202・・・_PLN.bak」をデスクトップなどに移動します。
    ファイルの移動後「202・・・_PLN.bak」の拡張子を「.bak」から「.pln」に変更し、「202・・・_PLN.pln」とします

  3. デスクトップ上にできた「202・・・_PLN.pln」をダブルクリックし、RIKCADを起動します。このテンプレートはバックアップされたデータですので、設定した各種設定が残っているか確認します。
    設定がない場合、手順②で移動するファイルが異なっている可能性がありますので、再度ご確認ください。

  4. RIKCADに登録されている材料情報の更新を行います。
    画面上部の[オプション]-[材質]をクリックします。材料画面が表示されます。
    材料画面の  を長押しし表示方法を切り替えます。


  5. データを更新するためメーカーフォルダをすべて削除します。
    B-life.s フォルダを選択し、「Shift」キーを押しながらメーカーフォルダをすべて選択します。
     その後、上部の  をクリックしフォルダを削除します。
    (RIKCAD8 以下の方はひとつずつ をクリックし削除してください)
    商材メーカーのフォルダ内にコピーして作成した材料がある場合は、「99_ユーザーオリジナル」フォルダに移動してください。
    「01_素材」~「99_ユーザーオリジナル」は削除する必要はありません。



  6. すべてのメーカーのフォルダが削除できましたら、
    「OK」ボタンを押して「材料の選択」画面を終了します。


  7. メニューバー「ファイル」>「結合」をクリックします。
    「ファイルの結合」画面が表示されるので 、
    [C(D):\RIKCAD10\RIKCAD21テンプレート] フォルダ 内 の「材料塗りつぶし追加用.pln」を選択して[開く]をクリックします。


  8. 結合する内容を選択します。
    現在開いているテンプレートに最新の材料情報を追加するには
    「バーチャルビルディング(全てのフロア)」にチェックを入れ[結合]をクリックします。 


  9. 結合が完了すると、図面中央部に矩形で選択された領域が表示されますので、図面上で一度クリックします。
    これで矩形の領域が表示されなくなります。


  10. 最後にこのファイルをテンプレートとして保存します。
    メニューバー「ファイル」>「名前を付けて保存」を クリ ッ クし 、
    [C(D):\RIKCAD10\RIKCAD21 テンプレート]フォルダ内にある「RIKCAD21 テンプレート.pln」に上書き保存を行います。


RIKCAD を終了し、作業は終了です。
次回新規作成時より、設定が反映された状態で起動します。



[レイアウトブック]に配置していた図面枠の情報のみ取り込む方法

  

テンプレートに以前設定していた図面枠の情報だけを取込みたい、作図途中で図面枠がないことに気づいた場合は、以下の操作で図面枠データを取り込みます。
(作図途中に図面枠データの取込み作業を行う場合は(2)~(4)の作業を行ってください)
  1. Cドライブ(またはDドライブ等)>「RIKCAD10」>「RIKCAD21テンプレート」より『RIKCAD21テンプレート.pln』をダブルクリックし開きます。
    ※この時、開いた画面には、これまでレイアウトブックにあった図面枠はなくなっています。

  2. メニューバー「ファイル」>「結合」をクリックし、過去に作図した図面枠の入っているデータを選択し開きます。

  3. [バーチャルビルディング]と[レイアウトブック]のどちらを結合するかの選択肢が表示されますので、[レイアウトブック]にチェックを入れ[結合]ボタンを押します。

    ※結合とは、現在のファイルに別ファイルの内容を引用します。
    レイアウトブックにチェックをすることでバックアップしていたテンプレートに保存されていたレイアウトブックやマスタレイアウトが追加されます。

  4. ナビゲータパレットの上側にある2つのボタンを右側の[レイアウトブック]に変更し、各レイアウトやマスターレイアウトの内容を確認した上で、使用しないレイアウトやマスタレイアウトは削除します。
        
    ※削除は項目を右クリックした際に、削除コマンドが表示されます。
    ※マスタレイアウトの削除については、それを参照するレイアウトがあれば削除できませんので、
    レイアウトから先に削除するか、レイアウトが参照するマスタレイアウトを別のマスタに変更してください。

  5. 画面を平面図ウィンドウに戻し、上書き保存します。
    結合された内容がRIKCAD21テンプレート.plnに上書き保存され、更新されます。



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