丸みのある壁の表現方法(塀オブジェクト/モルフツール使用)

丸みのある壁の表現方法(塀オブジェクト/モルフツール使用)



[塀オブジェクト]と[モルフツール]を併用することで、下記のような丸みのある壁を表現することができます。



【一連の流れ】
①スラブで作図し、平面図上で表現したい形状にカット
②上記で作図したスラブを「塀オブジェクト」で90度、起こす
③塀オブジェクトをモルフに変換
④モルフで編集


【1】平面図にてスラブで四角形を作図します。
【ワンポイント】
後で、このスラブを90度起こす為、平面図のスラブのタテの長さ=壁の高さ、スラブの厚み=壁の厚みになります


【2】線ツール等で、カットしたい形状の下書き線を作図します。


【3】スラブの角の黒丸ポイントを左クリック長押しし、ペットパレットを表示
「ポリゴン削除」を選択します。更にマジックワンドを有効にし、カットしたい箇所をクリックして、不要な箇所をカットしていきます。


【4】編集したスラブを選択し、画面上部メニューバー「塀-フェンス」>「塀オブジェクト作成」
を選択、更に下記表示で「OK」を押します。



【5】スラブが90度、起き上がった状態になります。


【6】3D画面に切り換え、起き上がったスラブを選択し、右クリック>「選択内容をモルフに変換」>「OK」と進みモルフに変換します。


【7】3D画面上で、モルフに変換したスラブを選択し、辺の上(どこの辺でもよい)で左クリック長押しします。



【8】「辺を隅切り/面取り」を選択、
「隅切り」「半径 」60~70程度、「全ての辺に適用-オン」に設定し、「OK」ボタンを押します。




下記の様な「警告」が表示された場合、そのまま「OK」で進みます



以上で、このように完成です。






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